【Flower Stories#047】響け!銀色の警鐘

神が管理するリンゴ園に響く警鐘



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西欧に伝わる伝説:ベルフラワーとも呼ばれるその花の名はカンパニュラ

カンパニュラは、春から初夏にかけて咲く釣り鐘型の花です。釣り鐘型といっても、下向きではなく多くの品種は横向きもしくは上向きに花が咲きます。

今回のストーリーは、ヨーロッパに伝わるカンパニュラ誕生物語をアレンジしてみました。オリジナルはこんな感じです。

庭師をニンフ(妖精)との間に生まれた娘がいた。名前はカンパニュール。
よく働く真面目な娘は、神が所有するリンゴ園の番を命じられる。リンゴを奪おうとするものが来たら、銀の鈴を振ってドラゴンに知らせる役目だった。
しかし、ある時、リンゴを盗まんとする者に胸を刺されてしまい、そのまま倒れてしまう。
花の女神フローラは娘の仕事を忠実にしたことを称え、一輪の花に変えてやったという。
それがカンパニュラCampanulaである。

参考: 神話と伝説にみる 花のシンボル事典

リンゴ園の防犯装置を開発して設置というオチでしたが、何か技術の進歩というのは、事件や犠牲の上になりたったものも少なくないのかもしれません。そんなことを考えながら創作してみました。


●学名Campanulaは鐘を意味するラテン語「campana」が由来
●英名はBell Flower(リンドウやキキョウもそう呼ぶことがある)
●和名は風鈴草。
●株が充実したとき、寒さに当たると花芽をつける。
●園芸品種の中には、寒さにあてなくても花を咲かせるものもある。

別名:フウリンソウ(風鈴草)
科名:キキョウ科
属名:ホタルブクロ属
学名:Campanula medium
原産地:南ヨーロッパ
開花期:5-7月
二年草


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