【Flower Stories#016】Selection of philanthropy~博愛の選択

春を代表するあの花の誕生秘話



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心優しい少女の選択。それは…

咲いた、咲いた、チューリップの花が~♪
花にあまり興味のない方もチューリップのお花は知っているくらい、超有名な花です。

このチューリップにまつわるお話は世界中にあるようです。
今回、ご紹介したのは、チューリップ王国のオランダのお話です。
心優しい少女が求婚され、困ってしまった挙句、自分を花にしてもらうというお話でしたが、ギリシャでも似たような話があるようですね。

ただ自分が調べた限りでは、なぜ彼女は自身を花にしてもらったのか、その理由はよくわかりませんでした。
ですので、きっと皆に分け隔てなく癒しを与えて、またみんなが平等に愛すことができる花に変えてもらうことにしたのだと解釈して作成してみました。

ちなみにトルコに伝わるお話はもっとすごいです。
フェルハドという男が恋人のシリンの死を伝えられ、悲しみのあまり、自暴自棄になり自分の斧で自分に向けて振り下ろしてしまいます。
流れ出た血の中からチューリップの花が誕生した、なんて話だそうです。
この伝説が伝えられている町では、フェルハド・アラシと呼ばれる水路があり、その地域では、チューリップの栽培が今での盛んにおこなわれているようですよ。

さて、日本で一般的に栽培されているチューリップの学名は、Tulipa gesnerianaと言います。
属名Tulipaは、 ペルシャの古語で頭巾を意味する「tulipan」が 語源だそうです。
で、種小名のgesnerianaは、16世紀の大博物学者コンラート・ゲスナーに由来します。

このゲスナーさん、自分も調べるまで全然知りませんでしたが、とてつもなく偉大なお方です。
ゲスナーさんについては、改めて別記事でも紹介しますので、お時間が許すのならご覧いただければ幸いです。

コンラート・ゲスナーさんの記事はこちら。エピソードがカッコいいです^^【Flower stories#038】コンラート・ゲスナーConrad Gesner

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