ギリシャ神話の英雄が
薦めたハーブの物語
トロイア戦争(トロイアせんそう、ギリシア語: Τρωικός πόλεμος, 英語: Trojan War)は、ギリシア神話に記述された、小アジアのトロイアに対して、ミュケーナイを中心とするアカイア人の遠征軍が行った戦争である。
トロイア戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このトロイア戦争において、鬼神のごとく敵を倒す活躍を見せた戦士がいました。その名を【アキレウス Achilles 】と言います。【アキレス】と表現されることもありますね。そんなアキレウスが兵士たちに広めたと言われる、ある植物の物語。
【ペンテシレイア】は、ギリシャ神話に登場する女性で、女性だけの部族アマゾーン(アマゾネス)の女王と言われている女戦士です。 誇り高く、美しい女性でしたが、アキレウスと一対一で戦い、敗れたとされています。 さて、アキレウスは、そんなペンテシレイアを討ってしまった事を大変後悔します。そして…、後編へ続く。
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アキレアは、アキレスの女性名詞化
このフラワーストーリーは、ギリシャ神話のトロイア戦争で鬼神の如く活躍ぶりで無双を誇った英雄アキレウスと、敵対したアマゾネス軍の女王ペンテシレイアのお話でした。
ペンテシレイアの容姿はたいへん美しく、手をかけてしまったアキレスは大変後悔し、せめてもの報いとして、彼女を手厚く葬りました。その際、アキレウスはペンテシレイアの魂をせめて花に宿らせてほしいと祈り、その祈りが通じたのか、ペンテシレイアはノコギリソウとして生まれ変わります。さらに、アキレウスはその植物の薬効に気づき、負傷した兵士たちに説明し、その傷を癒すように勧めるのです。
【アキレア】の名は、この【アキレウス】の逸話を元に名付けられたと言われています。ちなみに本ストーリーにおいては、アキレウスの名とペンテシレイアの名から【アキレイア】と命名していますが、これは完全にオリジナルの創作ですので悪しからず。ペンテシレイアをアキレアの名前につけ加えたくてこういう話にしてみました。
【アキレウス】ではなく【アキレア】と名付けられた本当の理由は、 おそらく国際命名規約のためだと思われます。国際命名規約では、人名由来にする場合、属名は必ず女性化するという決まりがあります(植物と細菌)。人名を属名に使う場合は、語尾が -a、-ea、-iaになるようにするのですね。というわけで、【アキレス】ではなく【アキレア】とされたわけです。
さて、アキレアですが、やはり葉が特徴的でのこぎりの刃のようにギザギザしていますので分かりやすい植物ですね。非常に強靭でかつ繁殖力も高いので、庭に植えてそのままにしておくとえらいことになります。
現在でも、ハーブの世界では有名な植物の一つで、ヤロー(ヤロウ)という名で知られています。何だか荒々しい名前ですが、食欲不振、消化不良、胃炎、生理痛、外傷などに対して、様々な効能で優しく体を癒してくれます。
コンパニオンプランツという言葉をご存知でしょうか?
その植物を一緒に植えておくと、病気や害虫を寄せ付かせない働きをしてくれるありがたい植物のことです。コンパニオン(共生)プランツ(植物)です。セイヨウノコギリソウもその一つと言われています。もしかしたら、ペンテシレイアやアキレウスのパワーが乗り移り、病気や害虫をやっつけてくれているのかも・・・^_^
が、ざっと調べた限りでは、どんな効果があるか、またどの組み合わせがいいとかはよく分かりませんでした…。あくまでも共生ということですので、どんなものでもすべてOKというわけではないように思います。効果のないものもあるかも。。実際にやる場合は、いろいろと調べたり試してみないといけませんね^^;.
さて、お次は森のデート?ちょっと意外な行動に困惑…。それはこちらのストーリーで…。 【FLOWER STORIES#008】自然の中のサラダバー!?