ヘリオトロープ
Heliotropium
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●ハーブとして知られ、バニラの甘い香りがする。
●精油は香水の原料になる。
●学名Heliotropiumは、ギリシャ語のhelios(太陽)+trope(向く)で、「太陽に向く」という意味がある。
●甘く心地よい香りからフランス語では「恋の花」、「恋の草」などと呼ばれている。
●英名は、「チェリーパイ」。ドイツ語では「神の草」、ペルーでは「愛の薬草」と呼ばれる。
●ドライフラワーやポプリにも利用される。
●フランスのロジェ・ガレ社が「Heliorope Blanc」を明治25年に日本に輸入。これが初めて市販された香水とされているようだ。
●夏目漱石の小説「三四郎」でもヘリオトロープの香水が登場する。
●色の名前にヘリオトロープ色という色がある。ピンクがかった紫色である。近似色としてヘリオトロープ・グレイ、ヘリオトロープ・マゼンダなどがある。
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別名:キダチルリソウ(木立瑠璃草)、ニオイムラサキ
科名:ムラサキ科
属名:キダチルリソウ属
学名:Heliotropium
原産地:南アメリカ
開花期:5-10月
多年草、小低木